自分で心のバランスを取る方法・・・・
マインドリカバリープログラム協会は自分で心のバランスを回復するための心のトレーニングを実践する施設です。その根幹を成すのは坐禅呼吸法、合掌瞑想法、それからその場で自律神経のバランスを取ることができる自律神経療法です。これらは古来より仏教で自分の心の平穏を保つために行われてきました。自然治癒力の学校では仏教の宗教的な側面を排除して、効率的かつ効果的にこれらの方法をプログラム化してあります。それがマインドリカバリープログラム(M.R.P.)です。実際に体を使ってプログラムを実践すると心が穏やかになり自律神経のバランスを保ちやすくなります。多くの人がこの心のプログラムにより自律神経のバランスを取り戻し、心や身体の病気を自分が持っている自然治癒力で癒していきます。

ストレスが現代社会の脳を破壊する (キラーストレス)・・・・
様々な研究から、人がストレスを受けるとどのような反応が脳をはじめ体に起こるのかかなり分かってきました。まず人がストレスを受けると脳の扁桃体という器官が興奮します。扁桃体の興奮により、アドレナリンやノルアドレナリン、カテコールアミンなどのストレスホルモンが分泌されます。そして心臓の心拍数や血圧が上がります。ストレスホルモンにより交感神経が刺激され、体が興奮状態になっていくのです。ストレスが過ぎ去ると扁桃体の興奮は収まり、ストレス物質の分泌も止まります。

ところがストレス状態が続くと腎臓の上部にある副腎からコルチゾールという物質が分泌されます。コルチゾールは血液によって脳に運ばれ、脳に吸収されていきます。しかしコルチゾールの吸収が一定の量を超えると、脳を破壊し始めるのです。特に海馬と言われる人間の意識を作るのに大きく関与する脳の器官がダメージを受けて減少していきます。これがうつなどの心の病の原因となるのです。ストレスを受けると興奮する扁桃体を抑える働きがあるのが脳の前頭葉です。言い換えれば扁桃体はアクセルで前頭葉はブレーキの働きをするのです。この前頭葉を効率的かつ効果的に発達させるのがマインドリカバリープログラム(M.R.P.)です。
薬で心は治るのか?・・・・
マインドリカバリープログラム協会では薬で心は根本的には治らないと考えています。確かに薬でその場その場の症状は抑えることができるかも知れません。しかし症状を抑えることと、治るということには根本的な違いがあると考えています。鎮痛剤などで痛みは抑えることができるかも知れませんが、鎮痛剤が痛みの原因を治すということはありません。それと同じことが心にも言えるのです。
