病気の原因

病気の原因・・・・

病気の原因は一口に言うと免疫機能の低下か免疫機能自体の異状によっておこります。この免疫システムの機能低下や異常は自律神経のバランスに大きく影響されます。自律神経が乱れると免疫をつかさどる血球、つまり白血球、リンパ球、顆粒球が増えたり減ったりして免疫機能の低下や免疫過剰が起こるのです。アトピーなどのアレルギーはリンパ球が異常に増えることによっておこります。またがんなどは顆粒球の増加やがん細胞をやっつけてくれるNK細胞の低下により引き起こされると言われています。

自律神経のバランスが自然治癒力のカギ・・・・

自律神経を構成する交感神経と副交感神経のバランスが取れている間は自己回復システムも免疫システムも正常に作動して健康な状態を保ちます。しかし、現代のようなストレス社会になると交感神経と副交感神経のバランスに異常をきたします。例えば過度のストレスを受けると脳は無意識にストレスに対抗しようとします。そこで活動の神経である交感神経が活発に動き出します。常にストレスを受ける状態であればいつも交感神経が働いている状態となり、そこで交感神経優位となり副交感神経とのバランスが乱れ免疫機能をはじめとする自然治癒力が低下して病気になっていきます。

心の状態が自律神経を左右する・・・・

ここまででお分かりのように自然治癒力はその人の心の状態と密接な関係にあります。ストレスを受けてイライラしたり、大切な人を亡くして喪失感に打ちひしがれたりすると自律神経のバランスが乱れて病気にかかりやすくなっていきます。仏教では「心身一如」という言葉がありますが、心と身体は一緒という意味です。今行われている多くの医療は心と身体を別のものとして見ていて、物質である体の面だけを何とかしようとしています。でも実際はその人の心の状態が自律神経に密接につながっていて、本来自律神経がつかさどっている自然治癒力に大きく影響しているのです。だから心が健康になると体も健康になっていくと言えます。

身体ばかり見ていても病気はなかなか治らない・・・・

心を病むと体も病みます。心配ばかり、怒ってばかり、悲しんでばかりしていると心が消極的になり病気になりやすいのです。その病んでいる身体だけを診て回復させようとしても、その人の心の状態が積極的にならない限り薬や手術などの医療ではなかなか治ってくれません。糖尿病や高血圧などがそのよい例でしょう。心の状態が積極的になり自然治癒力が高まると多くの病気は回復に向かっていきます。

運動、休養、食事も大切。でも一番大切なのは・・・・

自律神経のバランスを保ち自然治癒力を高めるには適度な運動、十分な休養、そしてバランスの良い食事は重要です。そして皆さんテレビや雑誌などから情報を得て一生懸命運動したり、食事の栄養バランスを心がけたりしています。また分かっているけれどもできない人もいます。ジムに通って汗を流していてもやっぱり病気になったりするし、「分かっちゃいるけどやめられない」と暴飲暴食などをしている人は病気になってから慌てます。そしてどちらのケースも暗い気持ちで病院に通うことになります。出される薬を飲み続けてもなかなか病状が好転しないという経験をした人もおありでしょう。また「この薬を一生飲み続けてください」と病院で言われる事もあります。

健康を気遣っていても病気になるし、健康を気遣わなくても病気になります。ここで忘れてはならないのが自分の中にある自然治癒力です。そしてその自然治癒力が自分の心の状態と密接に関係していることなのです。

体を鍛えるところは多いけれど心を癒してくれるところは少ない・・・・

今はジムや体育館など体を鍛える施設は多くあります。しかし心を病んでいる時に心を癒してくれる、また自分で自分の心を治していく方法を教えてくれる施設はあまりありません。ここまでで分かるように、健康の根幹は自律神経のバランスがカギです。しかし自律神経のバランスを取る薬などは世の中にはありません。自律神経のバランスが取れていないために起こる様々な症状を抑えようとする薬しか実際には無いのです。自律神経のバランスを保つには心のバランスを保たなければなりません。それが心身の健康につながります。マインドリカバリープログラム協会は薬以外の方法で心の健康の回復をはかる機関です。

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