最近私は毎日合掌瞑想をするようにしています。どうも毎日中村和尚から教わった合掌瞑想をした方が良いのではないかと感じて、毎朝1時間をかけてするようになったのです。するとやっぱり色々良いことが起こるのです。まず、私の心がとっても落ち着くようになりました。もちろん坐禅をしても落ち着くのですが、その度合いが全く違います。一番の違いは、私は人間ですから人間サイズで世界を見て森羅万象を感じてきましたが、この視点が全く違うようになるのですね。
物事が宇宙サイズというか全く違う大きな観点で見ることができるのです。宇宙というのは人間の想像などはるかに超えるサイズです。今の宇宙物理学ではまだ宇宙は膨張を続けていることになっています。想像だにできないサイズのものが膨張を続けているのですね。人間サイズの感覚で、その宇宙から見ると地球ですら原子1個分よりまだ小さなものになります。
この宇宙サイズの感覚が合掌瞑想で自分のものとなったような気がします。これは人間の言葉で伝えるのは大変難しいですが、実際そうなのです。こういう視点というか感覚に関する禅の公案もあります。一毛呑海(いちもうどんかい)「一毛巨海を呑み、芥子、須弥を容る」という公案なのですが、意味は「髪の毛一本が海を呑み、芥子粒の中に須弥山という大きな山がある」というものです。まあこれが禅の質問なのですね。
もちろん私はこの公案は通っているのですが、これは宇宙サイズの絶対の世界の感覚を得るための公案と言っても良いでしょう。ところが、昨日の合掌瞑想では、禅で通った答え程度のものなど吹き飛ぶほどの大きなものがドッカーンと心に来て、すっかりその時から自分の世界観が変わったような気がします。そうなるとほぼ何の心配や不安や怒りも起こらない心の境涯に今のところなっているのです。
まあここまでの真理を得なくても、15年間もうつの薬を飲み続けてきた人が、私のところで坐禅呼吸法と合掌瞑想をして、2週間でうつの薬をひとかけらも飲まなくなって、薬を飲んでいた頃より100倍元気になったこともうなずけます。その人は救われたい一心で真剣に取り組まれたから、早く結果が出たのでしょう。
これは凄い法を中村和尚から直伝して貰ったことになります。「苦しんでいる人を助ける為なら、あなたが今日学んだこの方法を苦しんでいる人に教えなさい」と中村和尚は私に言ってくれました。その通りにしたら本当に人が救われていくのです。これには驚くと共に感謝感激します。これからももっと合掌瞑想を極めていきたいと思います。
ただこれは不思議がっているだけではしょうがないので、今度社団法人の顧問になってもらった国立大学理工学部の先生と一緒に研究を進めていきたいと思います。今のところみんなに良い結果は出ていますが、どれだけの再現性を持って良い結果が出ていくのか見てみたいですね。こういう研究は本当の衆生済度には大切だと思うし、客観的に考察していけばもっと真理が見えてくると思います。
人生はやっぱり生きていると色々な出会いがあるものです。その出会いで今までの人生が一変することもあるのですね。良い出会いに恵まれるのにはやはり日々正しい精進をすることが大切だと私は思います。自分の未来で誰に会うのか、何に出会うのかは、今の自分の在り方が決めていくのですね。だから一日も疎かにはできないと私は思っています。正しい願いはかないます。私はこの合掌瞑想が正しい心を作り、運や良い人を引き寄せるものならば世界中に広めていきたいですね。今の世界にはそれが必要だと思いますから。
合掌
仏光